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ビフィズス菌・乳酸菌の基礎知識

有害物質の腸肝循環を抑制、体外に排せつ

有害物質は肝臓で排せつ型として解毒され、便、尿を通して体外へ排せつされます。

ところが、腸内の悪玉菌が出すβ−グルクロニダーゼという悪玉酵素は、排せつ型をもとに戻すため、腸と肝臓の問で有害物質の悪循環が繰り返され(腸肝循環)、大腸がんをはじめ、肝・腎機能障害など多くの疾患の引き金になります。

悪玉酵素の生成を高める腸内悪玉菌を増やすのは、高たんぱく、高脂肪の食事です。

成人7名に、肉食中心の食事を摂り、同時に乳酸菌生産物質を飲用して悪玉酵素を抑えることができるかを調べた結果、通常の食事に比べて肉食では悪玉酵素が約5倍に上昇。

これに対して、乳酸菌生産物質を摂取した場合には、悪玉酵素の増加が抑えられました。

これにより乳酸菌生産物質は、有害物質の腸肝循環を抑制し、体外排せつを促進すると考えられます。


(続く)

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<2018年10月>
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