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ビフィズス菌・乳酸菌の基礎知識

がん細胞を殺すマクロファージ細胞を活性化

がんの過程には、イニシエーション（開始）とプロモーション（進行促進）という段階があります。

発がんは、がん遺伝子やがん抑制遺伝子に突然変異が生じて起こりますが、その引き金になるものは変異原物質と呼ばれ、私たちの周りに多く存在しています。

・がん細胞を殺すマクロファージ細胞を活性化

マクロファージ細胞がつくるＴＮＦαは、腫瘍壊死因子のひとつで、がん細胞などを殺し、組織や細胞の状態を調整する免疫物質です。

マクロファージ細胞を取り出し、乳酸菌生産物質を添加して育てた結果、マクロファージ細胞の増殖、およびＴＮＦαの増量を確認しています。

また、乳酸菌生産物質でマクロファージを刺激すると、豆乳の約８倍のＴＮＦαを作り出すこともわかり、乳酸菌生産物質には、がん細胞に対する抵抗力を強めるはたらきがあると考えられます



（続く）

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